より良いサービスをめざして、あゆみの家の職員研修

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kenshu1-300x250あゆみの家では、職員の支援技術の向上のために様々な研修を受講しています。平成26年度は34の研修を支援員延べ255名、看護師延べ25名が受講しました。研修には研修機関で受講する外部研修と法人の事業所に講師を招いて行う内部研修があります。外部研修は日中の開催で会場も遠いので現場を抱える職員は参加が難しいことやあゆみの家に固有のテーマがあるわけではないので内部研修も行います。今回は2月、3月に行われた3つの内部研修を紹介します。

介護職員のコミュニケーション研修

2月19日に衛生委員会主催研修が行われ、当日出勤していた生活支援員と看護師が参加しました。
講師は産業医の先生にお願いして、「介護職員のコミュニケーションを考えよう」をテーマに少人数のグループワークで行いました。講師から出された討論のテーマは「職場のコミュニケーションを良くするにはどうしたらいいのか?」でした。
普段のグループとはちがう小グループの編成にして自由に意見交換をして、
4つのグループから次のようなキーワードが出ました。

  • あいさつを大切に・相手の立場で考える・良い点に目を向ける・感謝の言葉をまめに。
  • 笑顔であいさつ・時にはノミュニケーション・忘れず報連相。
  • あいさつと声かけ・楽しい時間の共有・新旧職員の交流。
  • 物事をキッチリいう意識・第三者のアドバイスの活用。

こうした討論を通じて、結論は出しませんでしたが、参加者はひとつの言葉に対する職員個々の様々なイメージがあることを改めて実感したようです。

「おとなの発達障害」を考える研修

2月26日に精神科医を講師に迎えて「おとなの発達障害」の研修を行いました。あゆみの家は重度・重症の利用者が大半なので利用者支援といえば介護や健康支援が重視されますが、利用者の障害をどう理解するかによって支援の手法に大きな影響が出ます。また、職員はチームで支援を行うので職員の相互理解(性格や思考法等)の程度によっても大きな影響が出ます。また、利用者には加齢に伴う二次障害や家族の病気や死亡、生活状況による心の変化もあり、手帳や記録で把握している以外の『障害』に対する理解も必要になってきます。

外見だけではわからないハンディという意味では職員も病気や育児、家族の介護等さまざまなストレスを抱えることによる生きづらさ、働きづらさの問題もあります。

最近では学校や職場で生きづらさを抱える人たちの問題として「おとなの発達障害」が注目されています。参加者は、この研修を通じて外見ではわからない「障害」をどうとらえたらいいのか、職場で心身のストレスを抱える人をどう受け止めたらいいのかのヒントを学びました。

口腔機能向上指導者養成講座(新宿区主催)

3月4日には区内の生活介護事業所の職員約80名があゆみの家に集まり口腔ケアの合同研修を行いました。前半は、歯科医師による講演「摂食・嚥下機能支援」、後半は「施設でできる口腔ケアの実践」ということで2名の歯科衛生士による実演と参加者の実技が行われました。
あゆみの家の利用者にとっては1日1日を楽しく健康に過ごすこと、1年後も今と同じように通所できることが『仕事』であり大きな目標です。

その基礎にあるのが日々の適切な口腔ケアです。講演会では知的障害と身体障害のそれぞれについて、食べる機能の発達過程や口腔機能の見直しのポイント、咀嚼力や頬の力をつける訓練法、刺激法、舌の筋トレ等について動画の映像を交えてわかりやすいお話がありました。また、一見「自食」できているように見えても不十分な事例や食べる姿勢のポイントの解説もあってとても実践的でした。
歯科衛生士による実演も参加者が飛び入りでモデルになって、わかりやすい実技になっていました。何となくわかった気でいた歯のみがき方や舌をきれいにする方法を基礎から学び直した研修になりました。