新宿区立あゆみの家
利用者と職員、施設と地域を笑顔でつなぐ。
❝地域で暮らしたい!❞
誰もが我が街で、自分らしく、毎日を生きる。
そんな「あたりまえ」があたりまえでなかった時代に立ち上げられ、
全力で「あたりまえ」を支え続ける、新宿区立の障害者通所施設です。
誰もが我が街で、自分らしく、毎日を生きる。
そんな「あたりまえ」があたりまえでなかった時代に立ち上げられ、
全力で「あたりまえ」を支え続ける、新宿区立の障害者通所施設です。
1960年 (昭和35年) | 新宿区立鶴巻小学校内に、現在の新宿養護学校の前身である「ひまわり学級」が開設される。 詳しくはこちら
1960年 (昭和35年)
新宿区立鶴巻小学校内に、現在の新宿養護学校の前身である「ひまわり学級」が開設される。この頃の重度障害者は、学齢期は就学免除か猶予・成人期は親元を遠く離れた他県へ施設入所か、在宅でひきこもりのような生活を送っていました。そこで知的障害や身体障害の子を持つ親たちは共同して「我が子に教育の場を!」と声を上げ、鶴巻小学校の中に重度障害児が通う「ひまわり学級」が誕生しました。 Close
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1965年 (昭和40年) | ひまわり学級に卒後対策として「実務学級」を敷設。 |
1971年 (昭和46年)11月 | 百人町4丁目に利用定員30名の幼児及び成人の通所施設として、「新宿区立あゆみの家」が開設される。定員は、【幼児部】知的10名、肢体不自由10名、母子通所5名で計25名。【作業部(成人)】5名。【職員】所長の他に常勤職員11名、非常勤7名。開設の翌年には「あゆみの家父母会」が発足。 詳しくはこちら
1971年 (昭和46年)11月
百人町4丁目に利用定員30名の幼児及び成人の通所施設として、「新宿区立あゆみの家」が開設される。定員は、【幼児部】知的10名、肢体不自由10名、母子通所5名で計25名。【作業部(成人)】5名。【職員】所長の他に常勤職員11名、非常勤7名。開設の翌年には「あゆみの家父母会」が発足。「ひまわり学級」誕生から10年が経っても、成人になると「施設か在宅か」という時代が続いていました。親たちは再び「卒後に我が子の通いの場を!」と声を上げ、陳情や請願運動を展開しました。その成果として1971年に「あゆみの家」が百人町に開設されました。しかし、開所から6年間はまだまだ幼児や児童のための通所施設であり、成人利用者は全体の15%の規模で、必要最小限に行っていた程度でした。 Close
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1974年 (昭和49年) | 成人、幼児合同の夏季合宿が年間行事となる。 |
1976年 (昭和51年) | 創立5周年の年に西落合に新施設が竣工。 |
1977年 (昭和52年)4月 | 西落合に移転。定員を51名に拡大。【幼児部】30名(5名増)、【成人部】21名(16名増)となった。【職員】職員体制も所長の他に常勤職員31名、非常勤9名と倍増した。 詳しくはこちら
1977年 (昭和52年)4月
西落合に移転。定員を51名に拡大。【幼児部】30名(5名増)、【成人部】21名(16名増)となった。【職員】職員体制も所長の他に常勤職員31名、非常勤9名と倍増した。1977年の定員の大幅拡大により成人は21名定員となり、現在の成人施設としての「あゆみの家」は、実質的にはこの年から始まったといえます。幼児部は年齢や障害種別、程度別にグループにしないで混合グループを採用。成人部も障害別でなく混合グループでした。その狙いは…「一般社会のように多様な個性と人の集まりでの関係を大切にして、仲間づくりや交流を進めることをめざすため」でした。 Close
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1978年 (昭和53年) | 「在宅障害児訪問事業」や「0歳からの通所事業」を始める。父母会共催で「保護者教室」や地域交流を目的とした「地域啓発講座~クラフトあゆみ~」も開催。 詳しくはこちら
1978年 (昭和53年)
「在宅障害児訪問事業」や「0歳からの通所事業」を始める。父母会共催で「保護者教室」や地域交流を目的とした「地域啓発講座~クラフトあゆみ~」も開催。「在宅障害児訪問事業」は都内でも先駆的な事業として注目されました。そこには施設と地域の関係について、「従来の福祉施設は、地域社会とのかかわりなしに利用者を指導する場所」というイメージだったものを、「施設が街に出向く・施設の職員が当事者の生活基盤である家庭や地域に出て行って支援する“地域福祉”の視点にたった事業を進めよう!」という発想の転換がありました。 Close
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1980年 (昭和55年) | 地域の主婦を中心に「おもちゃボランティア」が組織されて、手作り遊具や教材の製作が始まる。この年から保健所で早期発見、早期療育のための発達診断が始まる。 |
1985年 (昭和60年) | 「新宿区立障害者福祉センター」が開所して、身体障害者の通所作業所「あすなろ作業所」がセンター内に移転。あゆみの家の成人部から5名が移籍した。あゆみの家では通所者の重度化が進んできたことを反映して、保護者教室でも「介護予防体操」や福祉機器の活用をテーマにした勉強会を行う。翌年には「ボランティア受け入れ窓口」を開設した。 詳しくはこちら
1985年 (昭和60年)
「新宿区立障害者福祉センター」が開所して、身体障害者の通所作業所「あすなろ作業所」がセンター内に移転。あゆみの家の成人部から5名が移籍した。あゆみの家では通所者の重度化が進んできたことを反映して、保護者教室でも「介護予防体操」や福祉機器の活用をテーマにした勉強会を行う。翌年には「ボランティア受け入れ窓口」を開設した。「障害者福祉センター」は、正式名を「身体障害者福祉センターB型」といい、東京23区で14番目の開所でした。この施設を全国展開する狙いを当時の厚生省は、「近年、障害者は施設よりも地域で生活したいというニーズが強くなっていることから、在宅福祉の推進のために国際障害者年から全国的に設置に努めている」と説明していました。また、1986年(昭和61年)には「新宿区障害者団体連絡協議会」(通称:「障団連」)が設立されました。国際障害者年を契機に区内の団体が、①当事者参加の福祉の推進、②住み慣れた地域での自立生活、③教育や住居・職業等の権利の保障を目指して連携を進めるために、発足時は6団体、10年後には17団体が加盟する協議会となりました。後年、障団連の運動から「新宿区障害者就労福祉センター」(現在の新宿区勤労者・仕事支援センター)や、「社会福祉法人・障害者福祉協会」が設立されました。 Close
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1989年 (平成1年) | 通所者の重度化への対応のために職員の自主的な取り組みが始まる。医師を講師に「健康講座」を実施。主治医の指導の下で「緊急時の対応マニュアル」も作成した。翌年には成人が3グループ体制になる。グループ名は「サラダ」、「北斗」、「ポップコーン」。 |
1993年 (平成5年) | 定員を80名に増員する。幼児40名、成人40名。職員体制は、所長の他に常勤職員37名、非常勤8名。 詳しくはこちら
1993年 (平成5年)
定員を80名に増員する。幼児40名、成人40名。職員体制は、所長の他に常勤職員37名、非常勤8名。1993年頃は通所者が主体的に行事やプログラムに参加して意見を述べたり、仕事をすることを目指す取り組みに力を入れていました。そこで通所者による代表者会をはじめ、創作活動を作品づくりだけでなく、商品づくりの意味合いをもって取り組むようになりました。またこの年には「障害者基本法」が成立して精神障害者が障害者の範囲に加わるとともに、国や区市町村にも「障害者プラン」の策定が義務化されました。 Close
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1995年 (平成8年) | 施設の増築及び改修工事のために旧新宿養護学校の跡地に仮移転。 詳しくはこちら
1995年 (平成8年)
施設の増築及び改修工事のために旧新宿養護学校の跡地に仮移転。この頃「障団連」も設立10年を経て、区内初のグループホーム(トークハイム)の運営、障害者福祉センターの受付業務や短期入所(自立生活体験室)の受託、公共施設内での福祉ショップの運営、区内初の重度障害者の福祉ホーム(あじさいホーム)の建設準備を進めるなど、障害者運動と障害者福祉事業を急拡大していきました。 Close
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1996年 (平成9年) | 増築後は定員を拡大。幼児40人と成人45名、合計85名となり、初めて成人が幼児の定員を上回った。ショートステイ事業開始。 |
2001年 (平成13年) | 福祉部の中に「あゆみの家あり方検討会」が設置されて成人・幼児の分離構想の検討が始まる。「あゆみの家・医療的ケア実施要綱」ができる。 |
2001年 (平成13年) | 創立30周年。グループ再編成。グループ名は「あおぞら」、「サンサン」、「温泉」、「こだまX」。 詳しくはこちら
2001年 (平成13年)
創立30周年。グループ再編成。グループ名は「あおぞら」、「サンサン」、「温泉」、「こだまX」。丁度この頃、行政改革の一環で「社会福祉基礎構造改革」の必要性が喧伝されて、障害者福祉サービスも「官から民へ」、「民間活力の導入」による“改革”が進むことになりました。 そこで障団連は、福祉ホームやグループホームの建設促進や施設運営のために地域密着型の社会福祉法人を設立することを決めて2000年(平成12年)に「新宿区障害者福祉協会」を設立しました。 Close
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2004年 (平成16年) | 幼児部が「子ども発達支援センター」に名称変更。 |
2011年 (平成23年) | 改修工事を行い、浴室及び入浴設備の整備。「子ども発達支援センター」は新宿7丁目の旧東戸山中学校に移転する。 |
2012年 (平成24年) | 指定管理者制度が導入され、区立区営から区立民営となり、運営法人が新宿区から「社会福祉法人・新宿区障害者福祉協会」に変更された。成人は40名(うち医療的ケアの対象者は8名)で事業を開始。新規事業として区営時代には要望があってもできなかった以下の4事業に着手した。①入浴サービス、②土曜ケアサポート、③サービス提供時間の延長、④年間の通所利用日の増加。特に②土曜ケアサポートは、あゆみの家以外の施設利用者が利用登録の半数を占め、重度の知的障害や自閉症、行動障害の利用者も登録して始まった。 詳しくはこちら
2012年 (平成24年)
指定管理者制度が導入され、区立区営から区立民営となり、運営法人が新宿区から「社会福祉法人・新宿区障害者福祉協会」に変更された。成人は40名(うち医療的ケアの対象者は8名)で事業を開始。新規事業として区営時代には要望があってもできなかった以下の4事業に着手した。①入浴サービス、②土曜ケアサポート、③サービス提供時間の延長、④年間の通所利用日の増加。特に②土曜ケアサポートは、あゆみの家以外の施設利用者が利用登録の半数を占め、重度の知的障害や自閉症、行動障害の利用者も登録して始まった。あゆみの家は、区の公共施設としては「指定管理者制度導入」(民営化)の最後の施設でした。保護者会は、指定管理導入のメリットとされていた“経費節減”や“民間活力によるサービス向上や効率化”が、高い専門スキルや丁寧な支援が必要な重度障害者支援に果たして有効なのか疑問だとして大反対していたからです。法人は初年度の事業計画で3つの方針を示しました。
生活者の視点とは、「障害者の権利宣言」で確認された、“障害者は、同年齢の市民と同等の権利を有する。このことは、第一に可能な限り通常のかつ十分満たされた相当の生活を送ることができること”を目指すという意味でした。 Close
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2013年 (平成25年) | 定員を5名増やして45名にする。送迎のリフト付バス6台とハンディキャブ1台を加えた計7台での運行となる。またこの年、介護職員が医療的ケアに従事できるようにするために「医療的ケア3号研修」を始める。 |
2014年 (平成26年) | 特定相談事業(計画相談)を開始。3号研修修了者が誕生したことで介護職員が医療的ケアに従事できる特定登録事業者としての認可を受ける。 |
2016年 | (平成28年)利用者の重度化がますます進み、特別支援学校でも高度な医療的ケアを必要とする卒業生の通所先の確保が緊急の課題になってきたことを受け、所内に「あゆみの家のあり方検討会」を発足。保護者も参加して議論を進め、1年後に報告書を区に提出。 詳しくはこちら
2016年
(平成28年)利用者の重度化がますます進み、特別支援学校でも高度な医療的ケアを必要とする卒業生の通所先の確保が緊急の課題になってきたことを受け、所内に「あゆみの家のあり方検討会」を発足。保護者も参加して議論を進め、1年後に報告書を区に提出。日本は「世界一、赤ちゃんが安全に生まれる国」と言われています。その分、医療的ケアの対象になる子供たちが急増していて、あゆみの家の運営にも大きく影響します。 医療的ケア児は10年間でほぼ2倍になりました。あゆみの家の医療的ケア対象者は、民営化した年の8名から約10年後の2023年には14名になりました。
また、民営化後の大きな運営環境の変化に「利用者の年齢構成の変化」があります。2012年の利用者の年齢構成は… この頃は20代の若年層は少なく、40代、50代が中心で、あと10年から15年すると保護者の高齢化や親亡き後の問題(いわゆる8050問題)が利用者支援の重要なテーマでした。それが約10年後は… 若年世代や高年齢者が倍増して、壮年世代が大きく減少しました。利用者支援の重要なテーマに“重度化した特別支援学校を卒業した通所者の支援”や“保護者の若返りと働く保護者の増加を考えた保護者との関係づくり”が必要になってきました。 Close
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2017年 | (平成29年)設備改修工事を行い、「スヌーズレンルーム」を新設する。利用者の重度化に対応するために理学療法士を非常勤から常勤配置とする。 |
2020年 | (令和2年)「東京都重症心身障害者通所事業」の指定を受け、医療的ケアを必要とする利用者の支援の強化を進める。並行して改修工事を行い、定員を45名から55名に増員、4グループから5グループ体制となる。 |
2021年 | (令和3年)創立50周年。コロナ禍の中でズーム等も活用しながら記念行事を開催して記念誌を発行する。 |
今に引き継がれる「あゆみの家」の理念、最新のチャームポイント・事業内容とサービスです。
地域で、在宅で暮らし続けるための
大きな選択肢の一つとして、
昭和46年から事業を開始した、あゆみの家。
誰もが主体的で豊かな生活を送るため、
開設当初から今日に至るまで、
一人一人の「その人らしさ」が尊重され、
他者とのつながりを通して成長していく
「場づくり」を使命に
変わらず歩み続けています。
新たな工夫と発想、パイオニア精神のもと、
自らの強みや創造力を存分に発揮し、互いに輝きあう。
障害の有無にかかわらず、互いに深く理解しあう。
出会うすべての人が笑顔でつながる施設をめざして。
スマイル&スマイル。
対象者 | 身体障害者、知的障害者 |
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定員 | 55名 |
利用日、時間 | 月曜~金曜、9時30分~15時30分 |
医療的ケア | 医療的ケアが必要な利用者には看護師を配置して支援しています。 |
送迎サービス | 9台のリフト付きバスでご近所まで送迎しています。 |
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入浴 | 普通浴槽と機械浴槽があり、障害程度に応じて入浴しています。 |
給食 | 普通食、刻み食、みじん切り食、ムース食、ペースト食の5段階の食形態で提供しています。(一部自己負担あり) |
対象者 | 区内在住の生活介護事業利用者 |
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定員 | 30名 ※1回の利用上限(登録制) |
利用日、時間 | 毎週土曜、9時30分~15時 |
利用方法 | 初めに登録申請と面接を行い、その後は前月5日までに利用希望を受け付け、決定します。 |
対象者 | 障害福祉サービス受給者証(短期入所の支給決定)、地域生活支援サービス受給者証(日中ショートステイの支給決定)をお持ちの方 |
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定員 | 1名 |
利用方法 | 事前に登録申請と面接が必要です。予約は、利用開始日の属する2か月前の1日から予約を受け付けます。(先着順となります。) |
対象者 | 身体障害者、知的障害者(18歳未満を除く) |
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利用日、時間 | 月曜日から金曜日(祝日および年末年始を除く)9時~17時 |
利用方法 | 利用申請と指定計画相談利用契約が必要です。 |
利用料 | 当事業所の相談支援に対し給付費が支払われる場合、利用料の負担はありません。 |
「仲間たち」と「あゆみのよもやま」をご紹介します。
バーチャルジェットコースター -サンバ31グループ-
所長の中村拓よりご挨拶
施設名 | 新宿区立あゆみの家 |
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運営法人 | 社会福祉法人 新宿区障害者福祉協会 |
所在地 | 〒161- 0031 新宿区西落合 1-30-10
西武新宿線「新井薬師前駅」徒歩14分 |
TEL | 03(3953)1230 |
FAX | 03(3953)1053 |
メールアドレス | ayuminoie@pony.ocn.ne.jp |
組織 |
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関連リンク | 新宿区 社会福祉法人 新宿区障害者福祉協会 新宿区立障害者福祉センター 社会福祉法人新宿区社会福祉協議会 新宿区内社会福祉法人連絡会 新宿区手をつなぐ親の会 NPO法人ひまわりProject Team NPO法人こつこつ |